医聖会グループの目指す看護とは

ホスピタリティ精神あふれる看護で、質の高い看護サービスを提供できる看護師に

医聖会グループは、関西文化学術研究都市に学研都市病院、男山にある石清水八幡宮のふもと、風光明媚な八幡の地において京都八幡病院と八幡中央病院の3病院を運営しています。

幅広い地域の皆様の病院・施設として貢献するために多様な変革に取り組んでいます。看護部も日々進歩する医療や社会に対応した確実で専門性の高い看護の実践を目指しています。

患者さんの生命や予後に直結した看護に取り組むことで専門性を磨き、自律性の高い看護力を発揮してチーム医療の一員として活躍しています。複数の病床機能における看護は、すべての看護のベースとなる観察力がとても大切になります。患者さんを‘看る力’が何よりも問われるためそのやりがいは大きく、幅広い看護力を身につけられる環境にあります。チーム医療を機能し、自分たちでディスカッションして進めていく自律性を向上しています。

【看護師として働き続けられる環境は?】地域包括ケア病棟 看護師インタビュー 京都 八幡中央病院
コロナ病棟の立ち上げと現状 看護師インタビュー 京都 八幡中央病院

さらにこの環境をもっとよりよく変えていくために、患者さんへのホスピタリティサービスの実践、エビデンスに基づいた看護の提供、他部署や地域医療との連携など、これからのあるべき姿勢について全員で共有化を図っています。特に「ホスピタリティ精神」や「素直な心で、既存の考え方にとらわれず、守るべきことは守り、変えるところは変える人になる」という姿勢を重視しており、組織づくりや看護に対する今までにない提案を歓迎しています。

質の高いサービスとは、例えば丁寧な言葉使いや声のかけ方、ベッド周りの環境整備など、患者さんに心地よく感じていただける行き届いたサービスです。自分たちが気づけば、今からすぐにでも変えていくことができることです。この点に注目して取り組む看護部は珍しいことかもしれません。でも、私たちはホスピタリティ精神にこだわり、発揮していくことこそ、患者さんに必要とされるものだと考えています。

患者さんやご家族の気持ちを汲み取った看護サービスを考え、実践できる看護師になってほしい。そのためのサポートは惜しみません。新しい風を起こす一人となって、私たちと一緒に新しい看護部を創っていきませんか。

人生100年時代へのパラダイムシフト

新型コロナの影響で社会は大きく変化し、さらに超高齢者社会の人生100年時代に向けて変化しています。医療においても地域包括ケアシステムへとかじを切り、医療・ケアと生活が一体化した地域完結型の体制への転換が図られています。量の拡大から質の改善へ・病院中心から患者のもとへサービスを集中へパラダイムシフトが求められています。

その変化をキャッチし変革していくために医聖会グループでは、病院理念から看護部理念を掲げ、その理念に向かって看護部ビジョンと戦略マップを策定しました。

【看護部理念】

人を大切にし ともに支えあう看護

【看護部ビジョン】

1. 地域包括ケアシステムにおける生産性の高い機能向上
2. 個と組織を成長させる構造変革

個と組織を成長とは

組織は未来のために個人を戦略的・意図的に育てる必要があります。人を育てることは組織の未来をつくることです。組織は一人ひとりの構成で成り立っているため、人のスキルをあげることが組織のスキル、ひいては組織力をあげることです。

【戦略マップ】

1.変化をキャッチし、パラダイムシフトを前提にした柔軟な組織づくり
2.戦略を推進する一人ひとりが看護に誇りとやりがい感を持ち、組織コミットメントを高める

組織コミットメントとは

「個人が組織に対して強い一体感を持ち、その組織に深く関わること」

具体的には、ここで働く人が、組織の目標や価値を信頼し、受け入れるとともに組織の代表として進んで努力する意欲をもち、長く働きつづけたいと思う状態です。

この話を考えるとき、組織の側は働きやすい職場づくりを目指す必要がありますし、働く人の側も職場づくりの一員であることを認識し動くことが求められます。

財務の視点

1.病院ビジョン&看護部ビジョンを浸透する
2.多様化・複雑化する課題へ機敏に変革していく
3.患者と地域のニーズに寄り添った医療に向けて、常にサービス拡大の視野をもつ

顧客の視点

1.ホスピタルマインドの育成
2.患者および協働事業者などパートナーの顧客満足を追求し、ブランドイメージを創る
3.患者・家族が必要なサービスを的確に受けられるような意思決定支援を強化し支える

内部プッロセスの視点

1.最新の医療・看護技術やEBMに基づいた業務プロセスへの標準化を推進する
2.多職種との連携強化とタスクシフトを推進し、効率化と質向上を図る
3.ICTの活用を推進し、ベンチマーク・アウトカム管理や評価の体制を強化していく

学習と成長の視点

1.看護師のエンゲージメントを向上させ、定着率・生産性・モチベーションアップ
2.専門職としてリフレクションしながらキャリアアップに取り組める「生涯自己研鑽」
3.「見・診・観・視・看る力」「整える力」「紡ぐ力」を常にスキルアップ